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2012年4月12日 (木)

びっくりした !! コバケンの「サン・サーンス3番」

 CDの買い過ぎで家の中がいよいよ満杯状態となり、30年来買い続けた「レコード芸術」を全て処分する事にした。ただ付録で付いているCDは、何となく勿体ないので残す事にした。1・2分づつ新譜の聴きどころが収めてあるアレである。今日、そのうちの一枚を無作為にピックアップし、車を運転しながら聴いてみた。さすがにCDになるだけあって、どの演奏者もオーケストラも上手いものだ。
 しばらくしてサン・サーンスの第3番の第2楽章冒頭が現れた・・・凄く熱い演奏だ。ライブのようだが、テーマを刻むチェロの一つ一つの音に命がこもり、ヴァイオリンも艶やか、木管も安定している。
「いい演奏だなあ」・・・そう思った瞬間、聞き覚えのある唸り声が !
「ウウーッ」
 ええっ、ひょっとしてコバケン !?
彼がサンサーンスのこの交響曲を指揮しているのは、名門チェコ・フィルと我が名フィルのものしかないはず。
急いでジャケットの表示を確かめてみると、ああ、何と言う事だろう、私も弾いていた名フィル東京公演、サントリー・ホールでの2001年のライブ録音ではないか! (Exton OVCL 00079)
 「こんないい演奏していたんだ」
 私はこのCDを今まで聴いたことが無かった。そして演奏会の事を静かに思い出していた。
終演後のパーティに参加せず、ホールを後ろに見ながら今は無き宿舎=麻布グリーン会館に向かう坂道を、火照った熱い体を冷しつつ一人歩いたことを・・・。
 「我々の演奏も、捨てたものじゃないな」
正直トッテモ嬉しくなった。
 名フィルを卒業してから早や3年8か月、この数年でメンバーの多くはガラッと代わった。最近なかなか良い演奏をしていると聞く。このサンサーンスのような熱い演奏に勝る名演を、今後若いメンバー諸君が生み出してくれる事を、私は願うばかりだ。(そう簡単には出来ないだろうけどね ! )

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